ミナモト

先日、話題になっている村上春樹さんの本を読みました。
自分と同じ位の年の主人公が、古い友人を訪ね「何か」を取り戻して行く物語。
自分にもなにかしら共通するものがある様にも思っていました。
今ある自分の「根源」的な・・・
そんな矢先・・・




大好きなMr. Childrenのライブに盛岡へ向いました。
ミスチルライブは昨年の東京ドームでのライブ以来です。
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あいにく雨降りの天気でしたが、駅前ごく近くには大きな川が流れていて、
その川は、幼き頃、祖父に良く連れられた京都の鴨川の雰囲気に似ていました。
何となく風流で、何となく静かで、
(ちょうど10年前になくなった)祖父に可愛がってもらった自分の「原点」に思いを馳せさせる、そんな時間が流れていました。
(北上川と言う川です)
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シトシトと降り続く、まだまだ冷たい東北の雨の中、早速会場を訪れました。
(早く着き過ぎて、ツアートラックも撮影し放題でした ← 指が入っちゃってますが・・・笑)
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早く着いたせいか、「売り切れかも?」と思っていたツアーTシャツもあっさり買えて、
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開演までまだまだ時間が余ったので、
友人と「余裕ある大人」を装って、住宅のショールームなんかを物色していたりしました。
(『もうすぐ、家買います』的な風←その「振り」がすごく楽しかった・・・笑)


ライブが始まってからは、
一年振りのミスチルに、
相変わらず、「パワフルだけど、年齢を経て優しくなった笑顔が堪らない桜井さん」に、
そしてあっと言う間の3時間に、、、
癒されて、力を回復して、元気付けられて、希望を持たせてもらった、
自分の力の「源泉」を観た、そんな一日目です。





翌日は「折角来たんだから」と、世界遺産を訪れました。


「高舘」((← 義経さんが仲間に襲われた場所)からの風景)
(岩手県の広大さを思い知らされた様な風景でした)
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「中尊寺」(からの風景)
(例の「金色」のお堂は?? ← あまりに綺麗だったので撮ってません・・・)
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「毛越寺」(内の風景)
(庭園内に「曲水の宴」に使われた小川があり、「第~回、日本酒争奪和歌詠み大会」が開かれたそうです 。↑ 是非参加したい、笑)
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義経が幼い頃を過ごし、そして最期を迎えた場所。
「源」義経さんに関わりの深い世界遺産を訪れた、そんな二日目でした。





当初は川下りをする予定だったものの、
天気は曇りで、五月にしては寒過ぎて、しかも前日飲んで語って午前様(笑)
そんな状態だったので、どこに行こうかと思案して・・・
バスですぐの場所にある「厳美渓」と言う渓谷に向かいました。


今や渓谷よりも有名になってしまった(?)「かっこう団子」を頂き、
(鳥の「カッコウ」とも、ロープを滑る「滑降」とも)
こんなカゴに乗って、向う岸から団子とコップに入ったお茶が流れて来ます(←よくこぼれないもんだ!)
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「磐井川」と言う川の「源流」にあるこの渓谷(と団子屋さん)です。

上流ならではのゴツゴツした岩と激しい川の流れに、
前日とは違った、荒天時ならではの自然の厳しさと近寄り難さを感じていました。




そして同じ川を下ると、端午の節句を過ぎてもはためく、元気な鯉の姿が。
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そして、北国岩手県ではまだまだ元気な桜の姿と、
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巨岩を割ってまで伸び続ける力強い桜木を発見したり。
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「元気にやってるで!」
震災後初めて訪れる岩手県は、とても力強くて、温かくて、優しくて、
人間が生来持つ温かさを強く感じさせてもらった様な、
命の「源」を感じさせてもらった場所でした。



何となく仕事ばかりで八方塞がりだった最近ですが、
ミスチルのライブで、観光で出会った方々と、そして何より友人と語り合った他愛もない言葉で、
また大切な「何か」を思い出した様な・・・

そんな、とても心温まる 巡礼 旅でした。

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